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元町映画館で開催された「サファリ」の試写会へ行ってきました。
アフリカで合法的に行われている「トロフィーハンティング」の
実像を追ったドキュメンタリーです。
ハンティングに関わる人間たちにスポットを重点的に当てた作りでした。
数年前にハンティングクラブ所属のアメリカ人ハンターが
自身のFacebookに仕留めたライオンの写真をアップしたことによって
世界中から大きな批判を呼び、このような『娯楽』が
存在することを私自身も初めて知りました。
映画のパンフレットにトロフィーハンティングの現状について
詳しく記載されていました。映画と合わせてこちらも目を通すと、
より見えてくることがあります。
ただ読むほどに本当になんとも言えない気持ちになります。
ドキュメンタリー内では、多くのインタビューシーンが含まれていました。
ハンティングを楽しんでいる人々は、どのようなことを語るのだろう?
誰もがきになるところだと思います。
私はその言葉を聞けば聞くほどに「何を言ってるんだ」となってしまいました。
言葉の意味そのものではなく、なぜその言葉を選んで発しているのか、
それが本当によくわからなかったです。
ただ、ときどき、自分たちのやっていることの正しさを主張する言葉の合間に、
ジレンマも感じているような様子も伺えます。
インタビューだけでなく実際のハンティング映像と、
狩られた動物たちの解体作業のシーンもじっくりと見ることができます。
動物を仕留めた後に、喜び、ハグをし、お互いを称え合う姿。
これには大変驚きました。こういうリアクションなのか。
そして時折見せる、ハンティングのマナーらしき動作。
施設で働く現地のアフリカ人の、素早い解体作業。
映画そのものは強いスタイルを感じさせるものだと思いました。
監督の意図的な画作りが見受けられます。
ここには正直好みがあるかなと感じました。
これが人間と支配欲と、終わることの無い搾取の図なのか。
まいったなという気持ちです。
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